2024年4月開講!本講座のご案内

お知らせ

開講期間

前期 2024年4月~2024年9月
後期 2024年10月~2025年3月
毎週火曜日 19時半配信(途中参加可能・見逃し配信あり)

参加費・申込み

年額12000円(機材の費用やインターネット接続料などは受講者の負担となります)
受講にはお申し込みが必要です。下記のページから行ってください。

講座内容(前期)

法蔵菩薩の願い―大無量寿経の48願(前期)

法蔵菩薩は衆生救済のために48の願いを建てました。この菩薩の願いこそが私の救われる根拠であり、浄土の教えの源流です。この講義では親鸞聖人の視点をもとに、48の願いすべてを俯瞰し、そこに表された仏と人間の究極の願いを尋ねていきます。(通年の講義の前期です)

(1)4/2 第1~4願 一切平等の世界はひらかれた 
(2)5/7 第5~10願 衆生救済の力
(3)6/4 第11願 弥勒菩薩を超えて 
(4)7/2 第12~15願 破られた浄土の境界
(5)8/6 第16~17願 その菩薩の名は宇宙に響く
(6)9/3 第18願Ⅰ 南無阿弥陀仏が私をつらぬく

講師 瓜生 崇 うりう たかし(真宗大谷派玄照寺住職)
東京都生まれ。電気通信大学中退。浄土真宗親鸞会講師、システムエンジニアを経て、2011年から真宗大谷派玄照寺(滋賀県東近江市)住職。「浄土真宗の法話案内」運営。響流書房代表。
主な著書『なぜ人はカルトに惹かれるのかー脱会支援の現場からー』(法蔵館)など。

はじめて読む『阿弥陀経』

『仏説阿弥陀経』は、浄土真宗だけでなく、様々な宗派の仏事で読まれており、日本人にもっとも馴染みの深い経典の1つです。それは、この経典が分量的に短く、また内容も簡明だからかもしれません。ただ、親鸞聖人は、そこに独自の意味を見出しております。そこでこの講座では、まず『阿弥陀経』の内容を概観し、次いで、親鸞聖人の『阿弥陀経』理解を考えていきたいと思います。

(1)4/9 『阿弥陀経』の概要
(2)5/14 「極楽段」を読む
(3)6/11 「六方段」を読む(上)
(4)7/9 「六方段」を読む(下)
(5)8/13 親鸞聖人の『阿弥陀経』理解(上)
(6)9/10 親鸞聖人の『阿弥陀経』理解(下)

講師 青柳 英司 あおやぎ えいし(親鸞仏教センター嘱託研究員)
栃木県生まれ。大谷大学大学院博士後期課程真宗学専攻修了。博士(文学)。同大学助教、親鸞仏教センター常勤研究員、大谷大学真宗総合研究所東京分室PD研究員を経て、現職。主な論文に、「鎌倉期仏教文献としての『教行信証』―題号の「真実教行証」に着目して―」(『近現代『教行信証』研究検証プロジェクト研究紀要』3、親鸞仏教センター、2020年)、「如来回向思想の背景について」(『現代と親鸞』46、親鸞仏教センター、2022年)など。

「煩悩」からみる私のありさま (初期インド仏教)

ブッダはすべての「煩悩」を断じたものであると言われます。逆に言えば、私たちは「煩悩」をそなえた存在だということです。だから、大晦日には鐘を撞き「煩悩」を払おうとしたりします。しかし、それでブッダになった人を見ることはありません。
では実のところ、「煩悩」とは何なのでしょうか。本当は、どうしたら断じることができるのでしょうか。「煩悩」をそなえた私とはどのような存在なのでしょうか。初期インド仏教の記述をもとに確かめていきたいと思います。

(1)4/16 ブッダになるということ
(2)5/21 煩悩 —苦しめ煩わせるもの—
(3)6/18 貪りのありさま 
(4)7/16 怒りの根源
(5)8/20 無明 —私たちはなにを知らないのか—
(6)9/17 108の煩悩とその断じ方

講師 梶 哲也 かじ てつや(真宗大谷派教学研究所助手)
1982年生まれ。大谷大学大学院博士後期課程(仏教学)修了。博士(文学)。大谷大学文学部任期制助教などを経て、現職。正念寺(奈良県香芝市)衆徒。大谷大学非常勤講師。光華女子大学非常勤講師。対法雑誌刊行会会員。研究領域:初期インド仏教・説一切有部・煩悩論

親鸞聖人の生涯とその教え

親鸞聖人は今から約850年前の1173年に誕生され、90年の生涯を歩まれました。では、その生涯はどのようなものだったのでしょうか。また、生涯をかけて明らかにされたことは何だったのでしょうか。
親鸞聖人の生涯と教えを学ぶときに特に大切なのが、師である法然上人とのであいです。本講座では、そのことを中心にゆっくり学んでいきたいと思います。

(1) 4/23 親鸞という人
(2) 5/28 法然上人とのであい
(3) 6/25 流罪
(4) 7/23 三部経千部読誦
(5) 8/27 主著『教行信証』の執筆
(6) 9/24 いなかの人々との関わり

講師 青木 玲 あおき れい(九州大谷短期大学准教授)
福岡県生まれ。大谷大学助教、真宗大谷派教学研究所助手、九州大谷短期大学講師を経て、2019年より現職。九州教区覺圓寺衆徒。主な著書に『はじめての「正信偈」』(九州大谷短期大学仏教学科)、『はじめて学ぶ『阿弥陀経』』(真宗大谷派久留米教区)がある。

特別講義 4/30 松金 直美(大谷大学講師)宗学の歴史―近世から近代へ

特別講義 7/30 岩田 文昭(大阪教育大学教授) 浄土思想―物語の力

講座内容(後期)

『尊号真像銘文』に学ぶ ―根本言の証人と証文

親鸞聖人晩年の著作である『尊号真像銘文』(広本)を通して、聖人自身にまで伝承された本願の名号(尊号)、そのはたらきを受けとめ、それを生きた証人(真像)たちとその人たちの証文(銘文)に学びたいと思います。ただ少ない回数なので、この度は、①『尊号真像銘文』という聖教の概要を把握すること、および②21の証文の中から私にとって大切と感じる言葉を選んで解読することにしたいと思います。

(1)10/1 「根本言の証人と証文」という受けとめ
(2)11/5  釈尊による証文(『大無量寿経』『首楞厳経』)
(3)12/3 「菩薩」による証文(龍樹菩薩、婆藪般豆菩薩、皇太子聖徳)
(4) 1/7 「和尚」による証文(曇鸞和尚、善導和尚、源信和尚、聖覚和尚)
(5) 2/4 「聖人」による証文(源空聖人)
(6) 3/4 「釈」による証文(愚禿釈親鸞)

講師 加来 雄之 かく たけし(親鸞仏教センター主任研究員)
1955年京都府生まれ。大谷大学文学部仏教学科卒業。大谷大学大学院博士後期課程(真宗学)満期退学。元大谷大学文学部真宗学科教授。大谷大学名誉教授

中国仏教 漢訳僧列伝

インド北東部でに興った仏教は、地域を超えてさまざまな地域に伝わりました。それに伴って、さまざまな言語に翻訳されました。現在、膨大な仏典が伝えられていますが、漢訳されたものが、質・量ともに最大です。その漢訳仏典の第一歩である漢訳に携わった漢訳僧たちに注目しようと思います。今回は、数多いる漢訳僧の中でも、主要な訳経僧を取りあげます。

(1)10/ 8 「漢訳」のインパクト
(2)11/12 支謙・竺法護
(3)12/10 鳩摩羅什
(4) 1/14 菩提流支・真諦
(5)  2/11 玄奘
(6) 3/11 不空金剛

講師 釆睪 晃 わけみ あきら(大谷大学教授)
大阪府生まれ。明治大学文学部文学科卒業。大谷大学文学部仏教学科卒業。博士(大谷大学)。真宗大谷派擬講。真宗大谷派長光寺(滋賀県高島市)住職。

本願寺の東西分派を考える

(1)10/15 石山合戦と東西分派
(2)11/19 本能寺の変と東西分派
(3)12/17 秀吉と東西分派
(4) 1/21 関ヶ原と東西分派
(5) 2/18 本多正信と東西分派
(6) 3/18 徳川幕府と東西分派

講師 太田 浩史 おおた ひろし(真宗大谷派大福寺住職)
1955年富山県生まれ。
日本民藝協会常任理事。となみ民藝協会会長。

法蔵菩薩の願い―大無量寿経の48願(後期)

(1)10/29 第18願Ⅱ 救いから除かれたもの
(2)11/26 第19~20願 大慈悲の方便
(3)12/24 第21~22願 浄土の命をすてて
(4) 1/28 第23~34願 菩薩の精神
(5) 2/25 第35願 女人差別と仏教
(6) 3/25 第36~48願 私の本当の願いとは

講師 瓜生 崇 うりう たかし(真宗大谷派玄照寺住職)
東京都生まれ。電気通信大学中退。浄土真宗親鸞会講師、システムエンジニアを経て、2011年から真宗大谷派玄照寺(滋賀県東近江市)住職。「浄土真宗の法話案内」運営。響流書房代表。
主な著書『なぜ人はカルトに惹かれるのかー脱会支援の現場からー』(法蔵館)など。

特別講義 10/22 ※15時〜 池田勇諦(同朋大学名誉教授)  浄土真宗を学ぶ

ikeda

わかりやすい浄土真宗のお話だよ!みんな聞きに来てにゃ!

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